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2010年12月9日木曜日

インフルエンザの予防

  インフルエンザワクチンでインフルエンザの発症は予防できるのでしょうか。

健康な成人

  インフルエンザワクチンを投与すると、偽薬(プラセボといいます)やワクチン投与なしと比べて、インフルエンザの発症が23%少なくなるという研究があります(メタ分析、2010年10月11日配信 CMEC-TV)。入院や肺炎の発症については、それぞれ11%、20%少なくなる傾向になっています。

  この研究では、ワクチン投与した人の14.2%、投与しない人の23.1%にインフルエンザが発症しています。

65歳以上

  65歳以上についても、インフルエンザワクチンを投与すると、偽薬(プラセボ)やワクチン投与なしと比べて、インフルエンザの発症が41%、入院が48%少なくなるという研究があります(メタ分析、2010年10月25日配信 CMEC-TV)。死亡については、ほとんど差がありませんでした。

  この研究では、ワクチン投与した人の4.0%、投与しない人の5.9%にインフルエンザが発症しています。

2010/12/15一部修正

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